実家の片付け、やめたんです⑤

ミニマリストと家族
スポンサーリンク




実家の片付け、やめたんです①~④はこちら↓↓

minimal-life! | ちょっとの荷物で幸せミニマルライフ

 

junsan
junsan

実家の片付け…疲れた。

 

片付けに行けば文句を言われ

お金をかけても効果がなく

説得しても分かってくれず

 

頑張って片付けても、次に来た時は

再び散らかっていて汚家に逆戻り…

 

『これ、もう片付ける意味なくない??』

 

スポンサーリンク

なぜ片付かないのか、まとめてみる。

 

実家の片付かない理由は

  • 物が多い
  • 家族が片付けが苦手
  • 物が捨てられない

 

まず、物が捨てられないという大きな課題を解決しなければならないのですが、これができない。

 

物が捨てられないから物が多くなる。

その上、家族が片付けが苦手。

片付けを手伝おうとすると拒否さる。

 

もう、どこから手をつけて良いのやら…

手を尽くしてきたけれど、もうお手上げです。

 

収納グッズは、無駄。

 

巷では色々な収納術や収納グッズが溢れています。

 

便利で機能的な収納グッズは

IKEA、ニトリ、無印、アイリスオーヤマ…

お手軽なところでは、ダイソーやセリアなどの100均にも。

 

お手軽な分、収納グッズも取り入れやすいのですが

実家のようなお家は、収納グッズを用意してあげても無駄に終わります。

 

『物を出したらしまう』という事をしないので、収納グッズを揃えてあげたとしても、そこに再び戻さない。

 

junsan
junsan

便利な収納グッズは活用されることなく、やがてゴミと化す。

収納術、片付け術も、無駄。

 

お片付けの資格を取って、収納術や片付け術を教えましたが

『覚えるのが面倒くさい!!』と拒否。

 

歳をとると、新しくなにかを覚えるのが困難になったり、面倒になるんですよね。

 

自分が興味の無いことを、他人から教え込まれる…

まぁ、真面目に覚えようとはしませんよね(笑)

 

junsan
junsan

ここにはこれを収納して、一番右は○○専用の引き出しだから、戻す時はこの所定の位置に…

そんなんいちいち覚えるの面倒だし、忘れてしまうよ!

 

物を捨ててほしくないなら、せめて収納はしっかりしようよ!!

 

散らかっていて、困らないの?

 

散らかっている家で疑問なのが

『散らかっていて、困らないの?』

 

困るよ。(即答)

 

散らかっていて、良いことは無い。

そんなのは始めから分かっている。

でも母にとっては

『片付けるのが面倒くさい』のが勝つのだ。

 

あの書類は?印鑑はどこ行った?

着ていく服がない!靴下が片方しかない!

Gが出た!ダニに刺された!

 

困ることだらけなのだけど、そんな困ったシーンも、母にとっては一瞬の出来事。

 

今は、困ってないもん。(即答)

 

悪い意味で、『今』を生きている人間なのだ(笑)

 

実家の片付け、やめました。

 

わざわざ遠くから片付けに来て

捨てる時にかかる費用も出して

お片付けの資格もとって

お金と時間を沢山かけて

色々アドバイスをしてきたのに

 

言い訳ばかりで、ああ言えば、こう言う

勿体ない、まだ使える、高かったんだから

勝手に捨てるな、なんでも捨てるな

『片付けに来るなら、もう来なくていい!!』

 

もう、いいや。諦めよう。

 

実家の片付け、やめました。

 

 

母の想い、私の想い。

 

ここまで、なんとしても片付けない

意地の強い母を書いてきましたが

母は、本当は弱い人なんです。

 

・片付けられない性格だと思っていたけど、もしかしたら発達障害などの、片付けられない性質なのかもしれないこと。

・本当は片付けたいし、綺麗な部屋が良いと思っていること。

・でも、片付けられない。そんな自分が情けないと自覚していること。

・片付けられないと、周りに責められている気分になること。

・物を捨てられると、自分が今まで買ってきた物を全てを否定された気分になること。

 

母はそんな弱い自分の事を、本当は分かっています。

反発してしまうのも、そんな弱い自分の事を十分わかっているから。

でも、自分の中の、認めたくない気持ちが勝ってしまう。

 

物をポイポイ捨てられると、なんだか今までの自分まで否定されている気分になるの。

 

気持ちは分かります。

でもね、やっぱり散らかっているお家は片付けた方がいい。

これから年老いて、認知能力も落ちてくるだろうし

災害が来た時に、物で命を落とすかもしれない。

 

junsan
junsan

両親が困らない生活をしてほしい…私が実家を片付けたいのは、そんな想いがあるから。

 

手放してくれたもの。

 

実家の片付けと向き合って6年。

いや、子供の時から私は実家を片付けていたので、実質30年近く、実家の片付けと向き合っていたのかも。

 

junsan
junsan

幼稚園から帰宅後、自らお家のお掃除をしていました。

幼児の頃から『この家は散らかっている』というのが分かるくらいひどかったのかな…?

 

そんな中、唯一、手放してくれたものがあります。

 

壊れた家電(冷蔵庫、炊飯器、テレビ、電子レンジ)とタンス1棹。

地震が来た時に危ない物は、納得するまで説得して、やっと捨ててくれました。

 

細々した物は捨てられなかったけど

命に関わる物だけでも、捨てることができて良かったです。

 

もう、これで良い。

命さえ守ってくれれば良い。

これで満足しました。

 

実家の片付け、やめたその後。

 

実家の片付けを諦めた後、何か大きな変化が起きたわけではありません。

相変わらず実家は物に溢れ、散らかっていてます。

 

でも、小さな変化がありました。

なんと『これ、もういらないかも』と

母が自ら進んで捨てるようになりました!

 

捨てた物は、決して大きい物ではありません。

小さい雑貨とか、服一着とか

そんな、小さく少ない物ばかりです。

 

でも、物を全く捨てなかった母が

自ら考え、選択して、物を捨てる気持ちになった…

これだけでも、すごい成長なんです。

 

これ、いらないかも。

 

この母の行動で、私が今までやってきた事が無駄ではなかった…

と、なんだか救われた気持ちになりました。

 

そして私は

『え!!すごい!自分から捨てようなんて、今までしたことないのに!すごいよ!!』

 

と、感動の余り、母を褒め称えると

母も気分を良くしてか『あ、じゃあ、あれも捨てようと思ってたんだよね~』

と、不要な物を出してきました。

 

あ!!そうか

母は褒めて伸びる人だった!!

最初から、物を捨てる度に

こうやって、褒めて誘導させれば良かったんだ!!

 

捨てただけなのに、褒めてもらえると…なんか嬉しくなるわ。

junsan
junsan

ネガティブな言葉じゃなく、もっと褒めて、ポジティブな言葉を言えば良かったんだ…!

 

こちらが『片付けてあげる』という上から目線だったから、気分が良くなかったのか。

一緒に片付けるなら、同じ目線で接してあげなきゃいけなかったんだね。

 

junsan
junsan

もっと早く気づいていれば…

 

これから、実家のお片付けを始める人へ。

 

私は実家のお片付けを諦めました。

実家を本格的に片付けるのは、両親(特に母)が亡くなった後になると思います。

 

実家の片付けに、正解なんかありません。

 

親と子が、協力し合って片付けるのが、一番の理想です。

ですが、そんな理想的なこと、ほとんどの人が叶わないのではないでしょうか。

そんなスムーズにいかないのが現実。

 

実家を片付ける…ということは

ほとんどの人が、物を捨てられない親との対立の中、長い時間とお金、労力をかけてています。

 

実家の片付けは、難しい。

だからみんな、悩んでいます。

 

ただ、親も、好きで散らかしているのではない。

もしかしたら、発達障害や、認知能力の衰えのせいかもしれない。

 

色んな要因があるかもしれない事を頭に入れて

根気が要りますが、できれば優しく誘導して、捨てることができたら、褒め称える。

 

そんな、子供のような扱いをしてあげれば、上手くいく確率も上がると思います。

 

人って、強制的に言われるより、一緒に頑張ろう!と向き合ってくれる方が嬉しいし、ヤル気もでるものです。

 

そして、一番伝えたいことは

『実家』『親の家』だということ。

『実家にある物』『親の物』だということ。

 

離れて暮らしている人は、自分の実家だから、実家の物は自分がどうしようが勝手

…ではないんです。

 

実家にある物は、親と共に長年過ごしてきた歴史。

だから親も、捨てることに躊躇してしまう…というのも、分かってあげてください。

 

そんな事、いちいち構っていたらいつまで経っても片付かないよ!と言われそうですが…(笑)

 

せめて頭の片隅に、置いてあげてくださいね。

 

これから、子供に家を片付けられてしまう親たちへ。

 

私たちは、意地悪で物を捨てているのではありません。

自分の大切な親に、もっと快適に過ごしてほしい。

災害や普段の生活で、物によって怪我や万が一の事が心配。

 

 

親孝行と言うのは図々しいかもしれないけど、私たちは、そんな親を想う気持ちで片付けをしています。

 

ついつい厳しく言ってしまったり、急いでなんでも捨てようとしてしまう、不器用なところもあります。

 

でも、どうか、その行為を否定せず

何の為に片付けるのか…という事を少しでも考えてみてほしいと思っています。

 

最後に

 

実家が片付く方法…みたいな、有益な情報もないのに

こんなに長くなってしまった私のブログを、最後まで根気強くお読みいただきありがとうございました!

 

話があちこちに飛んで、うまくまとめられず、読みにくいところもあったと思います。

私にライティング力があれば、もっと簡潔に、分かりやすく書けたのですが…(笑)

 

実家のお片付けに関しては、まだまだ書き足りないくらいのネタがあります。

 

これはまた今度、改めて書こうと思うので、ここで実家のお片付け記事はとりあえず一旦完結とさせていただきます。

 

 

親を想う気持ちは、みんな一緒です。

 

最後に『片付けて良かったね。』と

お互いに言えることを願って…

 

ではまた!

 

コメント